中高年の膝痛!変形性膝関節症の改善治療
膝の痛みと運動器の外傷・障害
痛みのはり灸・接骨・整骨施術変形性膝関節症は、中高年になると発症しやすい膝の障害で、膝関節の変形が原因で歩行、正座などの動作で痛みを起こします。膝関節が変形を起こすと関節は不安定になり、痛みだけでなく歩行力の低下につながり、転倒による打撲や挫傷、関節の捻挫を起こす原因となります。
check_box変形性膝関節症とは
加齢に伴う関節軟骨の退行性変化が原因で発症します。
- 関節の隙間が狭くなる
- 骨が棘状に変化する
- 滑膜が壊れる
関節が壊れ痛みだけでなく関節の動きや外見にも変化が現れてきます。
check_box痛みを起こす要因
- 関節軟骨が弱くなる
- 筋力や体力の低下
- 歩行姿勢
- 外傷(ケガ)
- 体重オーバー(肥満)
- 体型
- 遺伝
- 生活習慣
- 栄養バランス
関節軟骨や半月板は加齢とともに弾力性がなくなり壊れやすくなり、滑りをよくする滑液の力も弱くなってきます。これに膝を傷めるようなケガや立ったまま、しゃがんだまま、膝を着くなどの日常での使い方、肥満、O脚、X脚などの体型的要因が加わると膝関節の変形が早く現れてきます。特に女性で肥満傾向のある方は、変形性膝関節症になりやすい傾向があります。
check_box痛みの原因
関節の痛みは、変形ですり減った関節軟骨からではなく、靱帯や関節包、筋・筋膜など関節周囲組織の障害が原因で痛みが起こることが多く、関節周囲組織の障害を改善することが重要となります。
check_box変形性膝関節症の症状
sentiment_neutral初期
歩きはじめや立ち上がり、膝の曲げ伸ばしや階段の上り下りなどで痛みを感じるが痛みは強くなく、比較的すぐに痛みは治まる。
sentiment_dissatisfied中期
日常生活動作で痛みが起こり、歩行や正座ができない、しゃがめない、階段の上り下りがつらくなり、特に下りがつらくなります。人によっては膝が熱くかんじたり、水が溜まるようなこともあります。
sentiment_very_dissatisfied末期
膝がしっかりと伸ばせないくなり、痛みも強くなります。歩行も段差の上がり下りも大変になり、日常生活に不自由を感じるようになります。
label_outline痛みのスパイラル
高齢者では、関節に変形が起こると痛みを起こすようになり動作に支障が出てきます。そのため段々と運動量が減り筋力が低下し、歩行力だけでなく関節を支える力も低下し不安定となるため関節が壊れ変形が進んでいきます。
日常生活動作での痛みが強くなると行動範囲も狭くなり、家にこもりがちになりますので認知症や心の問題も出てきます。
元気に毎日を過ごすためにも関節の変形を進めないことが大切です。
check痛みの経過をチェック
変形性の膝関節症は、いろいろな要因が重なり合って起こってくることが多く、いつから痛みを感じたか、よくなったり悪くなったりを繰り返しているのか、痛みが強くなった行動や動作などを自分なりに整理しておきましょう。変形性膝関節症では徐々に悪化することが多いので、急な痛みがあれば外傷(捻挫・挫傷・打撲)も考えられます。
check_boxカラダをチェック
O脚の方は変形性膝関節症になりやすいので、立位で左右の膝が開いていないかチェックしたり、膝の関節周りの腫れや形の変化、太腿の筋肉が細くなっていないか、膝がしっかり伸ばせるかなどをチェックしてみましょう。
check歩行姿勢もチェック
膝関節だけでなく姿勢チェックしてみましょう。膝が開いてしまうのは腰や骨盤のバランス状態が悪いのかもしれませ。お腹が凹むような姿勢だったり、背筋が伸びていない姿勢では膝や股関節がしっかりと伸ばすことができず、体を安定して支えることができないため膝や股関節、足首にも負担がかかります。
姿勢が悪かったり、膝関節の変形が進むことで膝がの間が開き安定が悪くなります。この状態で歩行することで膝はラテラルスラスト言われる外ブレを起こすようになり、さらに変形が進む要因となります。
背中が丸くなった姿勢が続くと首まで悪くなり肩こりの原因にもなりますので、鏡の前でチェックしてみましょう。
歩く姿勢は大切で、膝がしっかりと伸びない、開いている。後ろ足で体を押し出す際に捻れていたりすると膝の負担が強くなります。また、指が浮いた状態で体を支えていたりする不安定となるため浮き指にも注意が必要です。
歩行姿勢は、治療を進める上で重要となるため確認し修正するポイントとなります。
check_box変形性膝関節症と鍼灸・接骨治療
関節の変形により安定性が低下すると歩行中にふらついたり、転倒したりすることで、捻挫や打撲、挫傷を起したり、関節へのケガが原因となっって変形が進むこともあるため、痛みの発生状態や原因などを踏まえて治療を進めて行く必要があります。
offline_pin治療は保存療法が基本
関節が変形すると安定性が低下し、痛みのため運動が難しくなり、結果、筋力が低下し変形を進行させることになります。関節の不安定から痛みの発生、運動力低下という悪循環を断ち切ることが重要となり、保存療法を中心に、関節の支持性を高め動作痛を減らし、運動をしやすい状態にすること、血行を改善して関節組織の修復力を高めることを目的に治療を進めていきます。
変形を起こした関節は元の状態に戻すことは難しいため、できる限り悪化させないように積極的に早期から治療することが大切です。
鍼灸施術
鍼灸施術では、痛みの抑制、血行改善、筋・筋膜の癒着や歪みの改善と筋の活性化を目的に膝関節を中心として、太腿やスネ、ふくらはぎのツボや筋・筋膜に対して鍼灸施術を行うことで痛みの改善や関節の修復力を高めるだけでなく、筋・筋膜への刺激は弱くなった筋肉を活性させ膝の安定性を高め運動痛をやわらげ運動しやすい状態にします。
大腿四頭筋、内転筋群、膝窩部の支持組織、膝蓋骨周囲の支帯や脂肪体、前脛骨筋、ふくらはぎの下腿三頭筋など関節を支える組織や動かす筋肉に鍼施術を行っていきます。
※症状、障害状態によって施術ポイントは変わります。
※当院では関節および関節周辺へのハリ施術は行いますが、関節内へ深く刺すハリ施術は行っておりません。
※病院での投薬等の治療と鍼灸施術は併用も可能ですので、ご相談ください。
exit_to_appはり灸治療とは!
接骨施術
関節のケガが原因となって進行したり、関節の変形が原因で関節が不安定になり、捻挫、挫傷、打撲などのケガを起こすことがあります。
関節組織や関連する筋肉に対して理学的施術(通電、温熱療法、手技療法、運動法)を行い、消炎・鎮痛、運動性を改善させます。
捻挫、打撲、挫傷などケガによる関節の変形を進行させないことが大切ですので、立ち上がり動作、歩行動作で痛みを感じたら早めに治療を始めましょう。
offline_pin運動は大切
運動療法は、関節の変形による痛み、捻挫などのケガの回復には大切な治療の1つですので、どのような運動をどのくらい行うのが適切なのかなど症状や体力に合わせて指導していきます。
exit_to_app太腿の筋力運動
priority_highはり灸治療と接骨治療へのご理解
鍼灸施術、コンディションニングにつきましては自費施術となります。また、接骨院での保険施術は、捻挫、打撲、挫傷を伴う場合となります。
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