シンスプリント(脛骨過労性骨膜障害)の改善治療
スネの内側の痛みとスポーツ外傷・障害
痛みのはり灸・接骨・整骨施術シンスプリントは、スネの内側に痛みが発生するスポーツ障害の一つで、過度な運動や環境の変化などで発生します。一度、発生すると痛みを繰り返したり、長引くこともあり、安静だけでは痛みが改善しないことも多く、痛みの早期改善や再発予防に鍼灸施術や接骨施術での積極的な治療をお勧めしています。
check_boxシンスプリントとは
シンスプリントは、脛骨過労性骨膜炎、過労性脛部痛、脛骨内側症候群などとも呼ばれていて、下腿部の過度な運動が原因で脛骨(けいこつ)の周りにある骨膜が炎症を起こすスポーツ障害です。
check_boxシンスプリントの発生原因
- オーバーユース(使いすぎ)
- 姿勢・体型
- 練習環境
●オーバーユース
過度の運動量、運動時間、運動内容であったり、同じ運動、動作の繰り返しなどが原因となります。特に過度なランニングやジャンプ、ダッシュや急な停止、方向転換などの繰り返しは下肢に対してストレスが強く疲労が溜まりやすくなります。また、個別の運動量だけでなく全体の運動量から下肢の負担を考える必要があります。
●運動動作・体型
- O脚、回内足、扁平足などによる負担の増大
- 足関節底屈筋の柔軟性不足・筋力不足
- 体型の変化(体重増など)
- 運動動作や姿勢の不良
下肢にO脚、回内足、扁平足などの形態異常があると足部への負担が増大します。特に回内足や偏平足では、足部のアーチ機能の低下から衝撃を吸収する力が低下し、下腿の筋群である足関節底屈筋(下腿三頭筋、ヒラメ筋、後脛骨筋、長趾屈筋、長母趾屈筋)への負担が強くなり、運動を繰り返えすことで筋肉が疲労し柔軟性や筋力の低下を起こします。柔軟性の低下は、筋肉が付着する骨膜へのストレスを高め、結果、骨膜に炎症を起し下腿内側に痛みが発生します。
体重の増加は下肢への負担が高まることは当然ですが、走る、跳ぶ、止まるなどの運動時の姿勢動作の不良は、関節や筋肉に負担がかかり痛みの発生につながります。
●練習環境
・靴の状態
靴のすり減り、足に合わない靴、靴のクッション性や反発性などの変化は、下肢の負担に影響するため注意する必要があります。
・練習環境
木製の床、コンクリート、アスファルト、芝生、砂などの地面の変化も下肢の負担に影響するため練習環境に合わせて練習メニューなどを考える必要があります。
check_boxシンスプリントの症状
運動時や運動後にすね内側の中央から下方1/3にかけて筋肉が骨に付着するラインに沿って起こり、ズキズキとうずくような痛みや圧痛、運動時痛、腫張が主症状となります。
check_boxシンスプリントの鍼灸・接骨治療
シンスプリントは、下腿後面の深部にある底屈筋群(後脛骨筋、長母趾屈筋、長趾伸筋)への過剰な負荷が原因ですが、足部の回内や回外、扁平足などの偏位や動きが要因となっていることが多く、筋肉だけでなく足部の改善も重要です。
軽い症状から段々と痛みが強くなり、良くなったり悪くなったりと長引くことも多いため回復には運動の休止や制限が必要となります。そのため、早期回復、早期復帰に鍼灸、接骨施術による積極的な治療がすすめられます。
exit_to_appアキレス腱炎の改善治療
接骨施術
理学療法を中心にテーピングなどによる痛みの緩和や改善を行います。
- 物理療法
- 通電や温熱療法で筋肉を刺激して疲労した筋肉の回復や痛みの緩和を行います。
- 手技・運動療法
- マッサージやストレッチ、筋膜リリースなど手技を使っての施術や筋力運動、運動動作の改善を行います。
●チューブを使った運動法
鍼灸施術
シンスプリントへの鍼灸施術は、痛みの原因となっている足関節底屈筋の柔軟性の回復や痛みの緩和を目的にポイント鍼灸から始め治療を進めていきます。
鍼施術は、痛みの原因となる筋筋膜へ直接的アプローチができるため理学療法の効果を高めることができ、スポーツ障害での痛みでは、接骨施術と鍼灸施術を組み合わせての施術をおすすめしております。
exit_to_appはり灸治療とは!
check_box予防・コンディショニング
運動前に関節、筋肉の動きをチェックしながらウォームアップを行いましょう。
痛み、違和感がある場合は無理をせず運動を控えたり、練習内容を変えることも大切です。
過度の運動に気を付け、日頃から筋肉に疲労を溜めないこと大切です。ケガの予防・コンディションニングとしての鍼施術や鍼が苦手の方には、吸角施術をおすすめします。
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