商陽（しょうよう）の「商」は五音の一つで、五行では「金」に属し、大腸と肺もともに「金」属す。
大腸と肺は、表裏関係にあり経気は金陰に属する肺経の少商から金陽に属す大腸経の商陽に巡る。
陰分から陽分に移行するので商陽と名付けられた。
※由来には、諸説あります。
手の第二指橈側、爪甲の角から１分
※ツボの取り方には、諸説あります。
肩、腕など上肢の痛み、中風、熱病、下歯痛、耳鳴り、痛風
一名を別陽
二間（じかん）の「間」は、間隙や場所をあらわし、第二指の中手指節関節の指先側（末梢側）の凹みにあり、本経の二番目の経穴であることから名付けられる。
※由来には、諸説あります。
第二指中手指節関節の指先側の橈側陥凹部で赤白肉際に取る。
沢田流：近位指節間関節上に取る。
※ツボの取り方には、諸説あります。
肩、背中、腕など上肢の痛み、中風、熱病、下歯痛、耳鳴り、痛風、麦粒腫、子供の便秘、小児のかんむし
一名を間谷
三間（さんかん）の「間」は、間隙や場所をあらわし、第二指の中手指節関節の中枢側の凹みにあり、本経の３番目の経穴であることから名付けられる。
※由来には、諸説あります。
第二指中手指節関節の中枢側で中手骨上の橈側陥凹部で赤白肉際に取る。
※ツボの取り方には、諸説あります。
肩、腕など上肢の痛み、指の痛み・しびれ、熱病、目の痛み、咽喉痛、下痢、便秘
一名を少谷
「大腸の実は之を瀉す」鍼灸聚英
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