頷厭・懸顱・懸釐穴
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経絡

頷厭・懸顱・懸釐穴

頷厭(GB-04)

由来

頷厭(がんえん)の「頷」うなずくの意、「厭」は抑制の意味。本穴は肝胆上逆による頭部の動揺を治療することから名付けられた。
※由来には、諸説あります。

要穴

  • 手足の少陽と足の陽明の交会穴(手少陽三焦経・足少陽胆経・足陽明胃経)

ツボの位置

額角髪際の上0.5寸にある頭維(胃経)から曲鬢を結ぶ曲線上を4等分した上から4分の1のところに取る。

頷厭(がんえん)

主治・作用

片頭痛、頚項部痛、外眼角痛、歯痛、耳鳴り、めまい

  • 清熱散風
  • 疏風止痛

局所解剖

筋・筋膜
皮膚-皮下組織-上耳介筋-側頭筋膜-側頭筋
血管・神経の浅層
浅側頭動・静脈の枝
耳介側頭神経
血管・神経の深層
前・後深側頭神経の枝

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懸顱(GB-05)

由来

懸顱(けんろ)の「懸」は吊り下げる、「顱」は頭、頭の両側で髪際と耳根の中間に吊されるようにあるため名付けられる。
※由来には、諸説あります。

要穴

  • 手足の少陽と陽明の交会穴(手少陽三焦経・足陽明胃経)

ツボの位置

頭維(胃経)から曲鬢を結ぶ曲線上の中点に取る。

懸顱(けんろ)

主治・作用

片頭痛、顔面のむくみ・腫れ、外眼角痛、歯痛、めまい、衄血

  • 散風止痛

局所解剖

筋・筋膜
皮膚-皮下組織-上耳介筋-側頭筋膜-側頭筋
血管・神経の浅層
浅側頭動・静脈の枝
耳介側頭神経
血管・神経の深層
耳介側頭神経

その他

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懸釐(GB-06)

由来

懸釐(けんり)の「釐」はおさめる、訂正するの意で、頭痛やめまいを治療することから名付けられる。
※由来には、諸説あります。

要穴

  • 手足の少陽と陽明の交会穴(手少陽三焦経・足少陽胆経・足陽明胃経)

ツボの位置

5寸にある頭維(胃経)から曲鬢を結ぶ曲線上を4等分した上から4分の3のところに取る。

懸釐(けんり)

主治・作用

片頭痛、顔面のむくみ・腫れ、外眼角痛、歯痛、耳鳴り、めまい
食欲不振、精神性疾患

  • 清熱散風

局所解剖

筋・筋膜
皮膚-皮下組織-上耳介筋-側頭筋膜-側頭筋
血管・神経の浅層
浅側頭動・静脈の枝
耳介側頭神経
血管・神経の深層
前・後深側頭神経の枝

その他

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