本治と標治はバランスとポイント
当院では、バランス鍼灸が東洋医学でいう本治法(根本療法)、ポイント鍼灸が標治法(対症療法)になります。バランス鍼灸とポイント鍼灸に優劣があるわけではなく、施術を進めていく上での違いとなります。関節・筋の外傷、障害では、ポイント鍼灸で十分な場合もあればバランス鍼灸が必要な場合もあり、原因や症状に応じて施術方法を選択していく必要があります。
バランス鍼灸とポイント鍼灸
doneバランス鍼灸は本治法(根本療法)
カラダのバランスを整える施術で、肩や首、腰などの痛みが長期化した慢性痛では、患部だけでなく広範囲の経絡や筋筋膜の歪みが原因となっていることが多く、局所だけでなく全体バランスを調整するための施術です。
例えば、足首の捻挫が原因で、膝、股関節、骨盤と歪みが波及し肩の痛みを起こすこともあり、長期化することにより歪みが強くなるため、この状態の解消には、バランス施術が必要となります。
運動器疾患以外には、自律神経疾患、冷え症、不眠、更年期障害、神経疾患など内科的疾患や精神的不安などメンタルケア、美容健康などが対象となります。
doneポイント鍼灸は標治法(対処療法)
患部を中心に痛みの改善を行う施術で、鎮痛、鎮静、血行改善による痛みの緩和や経絡、筋筋膜の歪みを改善することにより回復力を高めていく施術です。
肩こり、五十肩、腰痛、腱鞘炎、むち打ち症、関節痛、肉離れ、スポーツ障害(テニス肘、ランナー膝、シンスプリントなど)などの関節・筋肉のケガや痛みなどが対象となります。
announcement痛みを取るポイント鍼灸から始めて
肩こり、腰痛、スポーツでのケガや障害などの関節・筋肉のケガや痛みは、発症の原因や期間、症状も違うためポイント鍼灸で改善し十分な場合もあれば、さらにバランス鍼灸が必要な場合もあります。
当院では、痛みを取るポイント鍼灸から始め、症状に応じてバランス鍼灸が必要であれば提案しています。
announcement徒手療法と鍼灸施術の組み合わせ
理学的施術とは、温熱、通電などの物理療法、マッサージなどの手技療法および運動療法をいい、運動器疾患の治療には、はり灸施術だけでなく理学的施術は重要で、特に徒手で行う関節・筋へのマッサージや機能改善運動を合わせて行うことで効果的に治療施術を進めることができます。
はり灸施術と理学的施術には、それぞれの特色があり、お互いを補完し相乗的に治療効果を高める事ができるため、症状に合わせて上手く組み合わせていくことが大切です。
健康ライフ情報
fitness_center運動・体操
健康を保ち元気に過ごすためには、運動や体操は大切です。
ケガの予防、加齢による体力低下の予防、ケガから復帰など筋力トレーニング、ストレッチなどの運動・体操を掲載してあります。